議事録を手放し、提案づくりに集中|株式会社想結び

株式会社想結びでは、名刺交換後のフォローを約3分から約1分へ短縮。会議の自動記録で録画忘れやメモ作業もなくし、顧客との対話と提案準備に時間を使えるようになりました。

Aitaneオフィスで撮影した株式会社想結びへのユーザーインタビュー記念写真

株式会社想結びは、「“地域”の想いを紡ぎ、次世代のバトンとなる。」をミッションに掲げ、Civic Compassの構想のもとで、自治体との連携、企業・団体との協業、企業・組織への成長支援、Civic Compass Forumの運営に取り組む会社です。

同社では2026年6月10日から、代表取締役CEOの関 春樹氏と共同代表の2名でAitaneを利用しています。導入前に感じていた課題、日々の活用方法、導入後の変化について関氏に伺いました。

※本文中の発言は、インタビューの趣旨を変えない範囲で読みやすく編集しています。

導入のポイント

  • 名刺交換後のメール作成・送信を、1件あたり約3分から約1分へ短縮
  • 導入翌日の交流会で名刺を読み込み、その場でフォローした相手との初回商談が決定
  • オンライン会議を自動で記録し、録画忘れと手作業の議事録作成を解消
  • 過去の議事録や音声を、再提案、資料作成、既存顧客との定例会に活用

Civic Compassの構想のもと、4つの事業を展開

株式会社想結びは、地域の羅針盤を意味する「Civic Compass」の構想のもと、4つの領域で事業を展開しています。

  • Region(地域指定の支援): 自治体と直接連携し、地域固有の課題に伴走
  • Collabo(協業): 企業・団体と組み、まちづくりの接点を拡大
  • Support(全国的な成長支援): 全国の企業・組織の成長を専門知見で支援。「OMUSUBI Bridge」やバックオフィス支援「BANTO-SAN」を提供
  • Social(Civic Compassの浸透): 理念を社会へ広げ、次世代を巻き込む「Civic Compass Forum」を開催

地域デザイン事業では、全国12地域以上でプロジェクトが進行しています。自治体や地域企業、若者と連携し、オープンイノベーション、中心市街地活性化、移住・定住促進、スマートシティ開発、地域の魅力を発信する人材育成などに取り組んでいます。

関氏は経営、事業構築、社内マネジメントに加えて営業を担当。共同代表が交流会などで築いた接点を引き継ぎ、インサイドセールスや紹介案件のクロージングを担っています。自治体向けの提案は、初回接触から事業化まで約8か月かかることもあり、長い期間にわたって商談の経緯を正確に残すことが欠かせません。

導入前の課題:名刺フォローの滞留と録画忘れ

導入前は、交流会で交換した名刺を持ち帰り、相手の情報を確認しながらメールを作成していました。一度に10枚ほど交換すると作業を後回しにしてしまうこともあり、1件ずつのフォローには約3分かかっていました。

オンライン会議では、録画ボタンの押し忘れも課題でした。日々多くの会議があるため、時間がたってから「前回は何を話したか」を思い出せないことがあります。特に、数か月後の再提案や既存顧客との定例会では、過去の経緯をたどれる記録が必要でした。

また、商談フェーズはTrelloやNotionでも管理していましたが、名刺、メール、会議記録、案件情報が一つの流れにはなっていませんでした。

選定理由:名刺から次の商談までを一つにつなげられる

以前にも名刺管理サービスを利用したものの、名刺の登録からメール送信までが分かれていたことや、継続利用の負担から定着しませんでした。

Aitaneは、名刺を読み取り、フォローメールを作成し、顧客情報として管理するところまでを一つの流れで進められます。操作が直感的で、試しながら使えるシンプルさも選定のポイントになりました。

関氏から寄せられた要望が約3週間で実装されたことも、信頼につながっています。

関氏: 人に紹介してもいいと思えるソリューションだったからかもしれません。

活用方法1:名刺を読み込み、その場でフォロー

交流会で名刺交換をした後は、Aitaneで名刺を読み取り、作成されたメールを確認して送信します。従来は1件あたり約3分かかっていた作業が、現在は約1分になりました。

スマートフォンでAitaneを操作し、名刺交換後のフォローを進める様子

効果を初めて実感したのは導入翌日でした。交流会で交換した名刺をその場で読み込み、すぐにフォローしたところ、相手との初回商談が決まったといいます。

関氏: 名刺交換をして、すぐにメールを送れるようになりました。

素早い連絡は、対応速度を重視する相手からの返信にもつながりやすいと感じています。一方で、返信率全体の定量的な変化については、今後も検証を続けます。

活用方法2:会議を自動で記録し、対話に集中

最も利用頻度が高いのは会議の自動記録です。Googleカレンダーに予定を登録するとAitaneがオンライン会議に参加するため、録画操作を忘れません。関氏は手作業で議事録を取らず、会話そのものに集中できるようになりました。

関氏: 録画忘れで「前回、何を話したっけ」ということがなくなったのが画期的でした。議事録を取る必要もなくなりました。

記録は会議直後だけでなく、数か月後の再提案や資料作成にも利用しています。相手の名前は覚えていても会議日を思い出せないときには、Aitaneで過去のミーティングを検索。既存顧客との定例会でも、前回の内容を確認してから次の対話へ進めます。

導入効果:記録を残す作業から、提案を磨く仕事へ

名刺フォローの短縮と議事録作成の解消によって生まれた時間は、提案資料の品質向上、新しい商談の創出、社内マネジメントに充てています。

会議記録は、顧客対応の品質を守る場面でも役立ちました。クライアントワークで認識の行き違いが起きた際、議事録と録画を確認し、過去の合意内容を事実に基づいて整理できたといいます。

関氏: もしAitaneが明日から使えなくなったら、すべてのミーティングで困ります。

現在の課題と、これから期待すること

導入効果を感じる一方で、Aitaneを会社全体の業務フローへ組み込む取り組みは道半ばです。現在は代表2名が中心に利用しており、TrelloやNotionにある案件情報との連携、パイプライン運用の定着には改善の余地があります。

名刺を連続撮影してまとめて処理できる体験、メールテンプレートをより簡単に作る仕組み、金額や商談フェーズの抽出精度も、今後への要望として挙がりました。

さらに関氏が期待するのは、会議で蓄積した情報と自社のブランドや提案書の型を組み合わせ、提案資料の作成まで支援することです。普段利用しているAIとも連携し、株式会社想結びらしい提案を形にできる体験を思い描いています。

導入を検討する企業へ

関氏は、独立直後で営業量を増やしたいスタートアップや一人会社、大企業の新規事業開発チームなど、試行錯誤しながら営業の流れをつくる組織にAitaneが合うと考えています。

関氏: 既存のCRMを使っていたとしても、まずは並行して使ってみたらいいと思います。小さいところから始めるのがいいです。

企業情報

  • 企業名:株式会社想結び
  • 代表者:代表取締役CEO 関 春樹 氏
  • 所在地:京都府京都市
  • 事業内容:自治体受託事業、BPO支援事業、Civic Compass Forum事業(地域デザイン事業)
  • 公式サイト:株式会社想結び